Apple IDの不正ログイン!クレジットカードを5万円 不正使用された話~前編~
こんにちは!あいのんです。
今回は、Apple IDの不正ログイン被害に遭ったときのことを紹介しようと思います。
他人事ではないと思いつつも、不正ログインされるまでは自分には関係のない話だと思っていました。
すごく不安な中、同じように不正ログインや不正使用の被害にあった経験者の記事に精神的にすごく助けられたので、少しうる覚えですが、私も経験を記事にして残そうと思います。
不正ログイン発覚まで
2018年11月某日。いつもの朝。私はいつも通りの電車に乗り、いつも通り暇つぶしをしようとiPhoneを開きました。
すると、何故かパスワードを要求されました。
今までのパスワードを入力してもダメだったので、新しくパスワードを設定しました。
自動でシステムアップデートするように設定しているので、恐らくその関係だろうとその時は深く考えませんでした。
そして午前の仕事が終わり、昼休憩に向かいました。
何気なくメールを開くと、「Appleからの領収書です」というタイトルのメールが大量に届いていました。
不正ログイン発覚
え?ナニコレ?
最初のメールを開くと、見たこともないアプリのゲームの課金らしき通知でした。
しかも6000円も。全く身に覚えがありませんでした。
次のメールは、誰かにギフトとして贈られていました。
8000円、5000円、6000円…その他もたくさん、全て身に覚えのない請求ばかりでした。
後で計算して分かったことですが、全て足すと5万近い金額です。
こんなこと初めてだったので、突然のことに驚き、焦り、手が震えました。
どうしていいか分からず、Appleのヘルプページから問い合わせをしようかと思いましたが、返事を待つ余裕もなく、とにかく今すぐヘルプ担当の人と話して現状を伝えたいと思いました。
Appleサポートの人に相談
サポートの番号に電話をすると、5分ほど待って男性が出てくれました。ゆっくり丁寧な話し方をされる方でした。
身に覚えのない領収メールが来たことを伝えると、購入履歴を見るように言われました。先ほどのメールで来ていた内容と同じものが履歴として残っていました。日付は全て同じ日でした。
それから購入履歴から身に覚えのないものを全て教えて下さいと言われました。
10件以上の身に覚えのない履歴の内容と値段を読み上げるのは、少し大変でした。
そして私のアカウントに紐づけされているクレジットカード情報を消し、セキュリティのことを教えていただきました。
2ファクタ認証といって、私のアカウントに私のスマホ以外のパソコンなどからログインする場合、私のスマホに表示されるパスワードを入力しないとログインが出来ないシステムになります。
朝にパスワードを変えたことも伝えると、Appleが不審な動きに気づいたためアカウントを止め、その時にパスワードが無効になったのではとのことでした。
そして念のため、本人確認をした後に調査に入ると言われました。
IDを作った際に自分で設定した「10代のときに好きだった音楽」「学生時代の親友」「初めて入った会社の上司の名前」を聞かれました。
大文字、小文字の区別や漢字ひらがなもあり、自分が設定したときに入力したとおりに答えないといけないとのこと。
漢字やアルファベットの大小などうろ覚えで、恐る恐る3つの質問に答えると
「う~ん、芳しくありませんね」
とのお返事が。困った。どうすればいいですかと尋ねると
それではIpod touchの画面上に番号を表示させるので、それを伝えて下さいと言われました
言い終わるかどうかというタイミングで、隣に置いていたIpod touchの画面上に文字と数字が現れました。
こんなことが出来るんだ!と感心しつつ、すぐに番号をお伝えして無事に本人確認完了です。
担当者が変わる
ここからは、上席に変わりますと言われました。お時間大丈夫ですか、と尋ねられたので時計を見ると、休憩時間はもう残り20分程しかありませんでした。
上席の担当の方に変わる少しの間に急いで弁当をかきこみます。
5分ほどで、担当の方が出られました。女性の方でした。
不安な気持ちを慮るような言葉をかけて頂き「最後まで責任を持って対応させていただきます」と言って下さいました。
おかげで、少し不安が和らぎました。
それから、クレジットカードが間違いなく私のものであるかどうかの確認や不正に使われたと思われるものを確認して、迷惑メールや不審なアプリのダウンロードなどしてないかと尋ねられました。
特に思い当たることも無かったので、その旨をお伝えしました。
これから一つひとつ調査をするため、少し時間がかかるとのことでした。
それと同時に、全てが返金出来るかどうか分からないということを言われました。
下手するといくらかは泣き寝入りしないといけないんだ。そう思うと悲しくなりました。
ダウンロードすらしていないアプリの、誰かの課金を負担しなければならない。そんな理不尽なことがあるでしょうか…
他にやっておいた方がいい事として、クレジットカードの情報が漏れている可能性があるので、カードを止めるようにと言っていただきました。
この不正ログイン以外にも、クレジットカードを利用されている可能性があると思うとまた寒気がしました。
調査の結果は、その日の夜か翌日には電話をくれるとのことで電話を切りました。
カードの停止と発行
もう休憩時間ギリギリだったので、急いで事務室に戻りました。
就業時間でしたが、クレジットカードを止めていない状態がとてつもなく不安だったので、事情を説明してクレジットカード会社に電話をかけさせてもらいました。
楽天カードでは、一旦停止ということが出来ずカード番号の変更になるとのことで、変更手続きもすることになりました。
事務室に帰ると、事情を聞いた同僚も驚いた様子で「大変なことになったね。怖いね」「そんなこと、あるんだ」「お金、返ってきたらいいね」と口々に同情の言葉をかけてくれました。
その後のことについては、次の記事で紹介していきたいと思います!