あいのんのオタク女子日和

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ハーマイオニーのお陰でいじめを克服した話

こんにちは!あいのんです。

 

私は小学生の頃から漫画やアニメが好きでしたが、中学生になると共に

一度オタクを卒業したことがあります。

 

今回は、オタクがきっかけでいじめられたけど、ハーマイオニーのお陰で乗り越えた話をしようと思います。

 

 

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私がオタクを卒業した理由

それは、明るい中学生活を送りたかったからです。

 

女子ってなんやかんやグループで固まりますよね。

 

小学生までは、オタクもそうじゃない子も入り交ざっていましたが、中学生になると明るい楽しそうなグループと、暗い大人しいオタクグループといった感じで完全に別々の集団が出来ていました。

 

オタクのままでは明るい子たちと仲良くしてもらえないと感じ、オタク卒業を決めました。

 

サブカルチャーという言葉もなかったような時代で、オタクは今よりも社会的に受け入れられてなかったので、それまでの自分は黒歴史として、ひた隠しにしました

 

事の始まり

しかし、中学2年のときに仲良くなったグループの子の一人と少し険悪になることがありました。

 

ケンカ、とまではいきませんが意見が合わないことがあったのです。

 

その子は活発で気の強いリーダー格のような子でした。名前はアヤ(仮名)とします。

 

他の子もアヤに同調している感じがしてグループ内で少し私の居心地は悪くなりました。

 

そんなことがあったとき、アヤから突然

 

「あんた前オタクだったんでしょ。キモ」

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と言われました。どきり、と心臓が嫌な音をたて、背筋がぞっとしました

 

半分、冗談で言ってるような感じでしたが、当時の私にとっては掘り返されたくない過去でした。

 

今後、どうなるんだろう。神経質なほど過敏になっていた私は、その夜眠れませんでした。

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その後 派手な嫌がらせはありませんでしたが、バカにされるようなことを言われたり、ペンケースを壊されたり、無視をされたり、と心がチクチクと痛むことが多くなりました。

 

嫌ならアヤから離れてしまえばいい。しかし、そう簡単にはいきませんでした。

 

他に仲のいい子もいなかったので、グループから外れてしまうと一人ぼっちになってしまいます。

 

クラスの中では既にグループが出来上がった状態だったので他のグループに入っていく勇気もありませんでした。

 

私は嫌なことに立ち向かわず、傷つく心を隠し、笑って誤魔化しながら過ごしました。

 

明日の朝が来なければいいのにと毎日思っていました。

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本当は学校を休んでしまいたかったけど、一度休んでしまうともう二度と行けなくなる気がしたので休むことはしませんでした。

 

また、親に心配をかけたくなかったのです。

 

貧乏なので、引っ越しや転校などをお願いするのも難しい状況でした。

 

 

私の心の支えになったもの

 当時、ハリーポッターシリーズが大流行していました。

 

例に漏れず私も大好きになり、DVDも何度も何度も観ました。

 

オタクを卒業したとは言っても、心に根ざすオタク気質は変わらずあったのでしょう。私はハーマイオニーに強い憧れを抱きました。

 

彼女は頭がよく、魔法にも長けている優等生です。しかし、序盤では女の子の友達がおらず、陰口を言われてトイレで泣いているシーンがありました。

 

私は知らず知らずのうちにハーマイオニーに自分を重ねて、胸を締め付けられました。

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じっと耐えるしかない私と違って、ハーマイオニーはいつも強気で凛として、持ち前の頭脳や魔法を駆使し、ハリー達と困難を乗り越えていきました。

 

一方で私はどうだろう。クラブにも入らず、勉強も普通の成績で何の取り柄もありません。その上ネガティブです。

 

このままではいけない。そう思いました。

 

ハーマイオニーのように魔法を使うことはできないけれど、勉強なら出来る。

 

 私は、ハーマイオニーみたいになりたくて猛勉強しました。

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家に帰ってだらだらと漫画を読んだりテレビを見ていた時間を、勉強する時間に変えたのです。

 

周りの目が変わった結果

 努力の結果、少しずつですが成績が上がり始め、気が付けばクラスの上位5人の中に入るぐらいの成績になりました。

 

そうしていくうちに、先生やクラスの子たちから一目置かれるようになりました

 

自分が勉強した成果が出たことや周りの目が変わったことで、だんだんと自信が付いていき、私はアヤの嫌がらせを気にしなくなりました。

 

むしろ、アヤのことを、あまり相手にしなくなりました。

 

すると、ある日驚いたことにアヤが私の気持ちを伺うようなことを聞いてきたのです。

 

「あいのんってさ、わたしのこと嫌いでしょ」

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私のことをバカにしていたアヤが、今度は逆に傷ついていたらしいのです。

 

少し理不尽な気もしましたが、悲しそうな顔を見ると「嫌いだ」とは言えませんでした。

 

でも「好きだよ」とも言えませんでした。

 

私が出した答えは

 

「そんなことないよ」

 

でした。若干モヤっとした気持ちを抱えたまま、アヤとはその後 仲良く過ごしました。

 

勉強を楽しい感じるようになり、そこそこいい高校にも入学することが出来ました。

 

ハーマイオニーのお陰で変われたこと、克服したことが、今でも自分の自信となっています。

 

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最後に

今、同じように傷ついている人や耐えている人がこれを読んで、少しでも勇気づけられたら嬉しいです。

 

周りは変えられなくても、自分が変われば周りも少しずつ変わっていきます。

 

 それでもどうにもならなければ、逃げちゃいましょう。

 

夜は絶対に明けます。自分自身を大切にして下さいね

 


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