夏と海と不気味なキャンプ場の話
今週のお題「海」
こんにちは!あいのんです。はてなブログさんで今週のお題が「海」なので海の話を書こうと思います。
海好きな一家
私は幼少期から根っからのオタク女子として人生を歩んできましたが、私の家族はアウトドア派で正反対。
アクティブでマリンスポーツが好きなので、よくサーフィンやボディボード、釣りなどに連れて行ってもらいました。
今回は、お盆が過ぎた頃に海のそばのキャンプ場に行った時の話です。
海のそばのガラガラのキャンプ場
お盆も過ぎて、少し夏の盛りも過ぎた頃でした。
昼頃までは海水浴をして、その後にキャンプ場に向かいました。
少し陽も翳り出した頃に到着。
キャンプ場のイメージといえば、たくさんの家族連れやグループがワイワイやってて賑やかなイメージだったのですが、お盆も過ぎていた為か、遠くのほうに、もうひと家族がポツンと居るだけでした。
ちょっと寂しい感じだなぁと思いつつ、まだ食事の準備まで時間があったので辺りを少し散歩することに。
海に漂っていたもの
空の色も少しずつ赤く染まり始め、海からほんのり冷たい湿気をはらんだ風が吹いてきていました。
ひぐらしの鳴き声を聞きながら草の生えた道を歩くと、すぐに海が。ここまで近くだとは思いませんでした。
ざぶざぶ、と階段に打ち寄せる波。
母が「海の水、触ってくる」と言って階段をトントンと降りると「ぎゃあ!!」
と小さな悲鳴を上げ、急ぎ足で階段を上がってきました。
「どうしたん?」と聞くと「お墓の木が浮いてた…」
と言います。なんじゃそりゃ、と思い階段を下りてみると、
卒塔婆が波に打ち寄せられ、ぷかぷかと漂っていました。
どこからやってきたのでしょう。不気味に思いながら、私たち家族はそそくさとその場を去りました。
飲茶桜(ヤムチャロウ)の悲劇
そのあとは、楽しく夕食を済ませ静かなキャンプ場の夜を楽しみました。
卒塔婆のことも忘れかけた頃、私はトイレに行きたくなりました。
キャンプ場の入り口にあるトイレ。もう辺りは真っ暗で怖かったので母親に付いてきてもらいました。
シーーンとしていて、電気は付いておらず真っ暗。
パチン、とスイッチを入れると普段見たことのないようなデカい虫がわんさかいました。
大きい女郎蜘蛛や、手のひらぐらいある蛾。それらが、トイレの中の内にも外にも、もちろん個室の中にも張り付いています。
「うわぁ…」
怖くて怖くて、私は急いで用を済ませました。
もう、明日の朝までトイレには行かないぞ、と思ったのも束の間。
戻ってすぐに、なんと、また尿意を催してきたのです。
これはおかしい…
犯人は、飲茶桜というお茶の存在でした。
今は見かけなくなりましたが、昔モーニング娘。がCMしていた中国茶です。
夕飯に、このお茶を飲んだのが原因でした。
利尿作用というやつですね。
私は、母親にもう一度トイレに行きたいと言いましたが
「今行ったところやろ。すぐそこやし、一人で行っておいで」
と言われました。
仕方なく一人でトイレに向かっていると、ふとプカプカ浮いていた卒塔婆のことを思い出してしまいました。
今度はお化けに怯えながら私はダッシュで走り、虫を見ないようにして何とか用を足しました。
しかし、その後何回もトイレの波は訪れました。
トイレに近づきたくないのに、出しても出しても催してくる。
「あの卒塔婆の呪いや…私をトイレに誘い込もうとしてるんや…」とガクブル。
実際はただの利尿作用だったんですけどね。
結局3回目ぐらいからは、母に無理を言って付いてきてもらいました。
さいごに
私は今でも、利尿作用のある飲料には気をつけています。
推しのライブとかイベントの前は特にね…。
緑茶やコーヒーなどは避けたほうがいいですよ。
ほうじ茶や、ミネラルウォーターなどがオススメです!
少し逸れちゃいましたが、今日はこのへんで。
それでは、ごきげんよう~!