あいのんのオタク女子日和

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超怖がりが歯医者へ行った話2(静脈内鎮静法での親知らず抜歯編)

こんにちは!あいのんです。

 

前回の続きです。今回は静脈内鎮静法で親知らずの抜歯をした話です。

ainonotaku.hatenablog.com

 

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短くて長い抜歯までの2週間

本当はもっと早く予約出来たのですが、少しでも心の準備をするため2週間後に抜歯の予約をしました。

 

心の準備=抜歯を受け入れることがなかなかできず、不安で毎日ストレスを感じる日々でした。抜歯する夢まで見るほどに…。

 

不安で仕方ない気持ちや恐怖はどうすればいいのか?今まで、手術と呼ばれるようなことは未経験だったので

 

  • 麻酔がちゃんとかかるのか(途中で切れないか)
  • 術後麻酔が切れたらめっちゃ痛いんじゃないか
  • ひどく腫れるんじゃないか
  • 長い間、まともな食事を楽しめないんじゃないか

 

といったことをずっと考えてしまっていました。

 

両親に話すと、まず浪速の商人気質の父親が

 

「3本抜かなあかん?4本のうち1本得したやん。1本無いんやったら、25%OFFや。そのうえ、静脈内鎮静法の麻酔まで出来るんやったら送料無料みたいなもんや!」

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と謎の持論を展開しましたが、何だかそれにすごく励まされました。笑

 

そして、

大腸がん検診で鎮静麻酔を経験したことある母親に話すと

 

「起きたら終わってて、全く何されたか分からんかった。全然怖いことないよ」

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と言ってくれました。怖いとき身近な人に話を聞いてももらうのは恥ずかしいことかもしれませんが、私にとっては良かったです。

 

不安なときにはこの本がおすすめ

私が不安な気持ちになったとき、毎回と言っていいほど助けられているのがこの本です。

 


アミ小さな宇宙人 (徳間文庫)

 

主人公の少年と、宇宙人の少年アミとのコンタクト体験を通じて、地球がいまだ野蛮な、愛の度数の低い未開の惑星であることを教わる。

 

といった内容の本なのですが、その中で宇宙人アミは

 

「起こらなかった問題やこれからもけっして怒りもしない問題を心配して、頭を

なやませて生きていくのをやめて、もっと”いま"というときを楽しむようにしなくちゃ

、と言ってるんだよ。……

この”いま”という瞬間を、こんな美しい夜をじゅうぶん満喫しなかったら、それこそなんと愚かなことだろう…」

 

と言います。不安というのは、未来を案じて怖くなったり落ち着かなくなることですよね。

 

起こるかどうかも分からない未来のことを考えて、今現在を犠牲にするのはもったいないことだと、この本は私に気づかせてくれます。

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いよいよ、抜歯

とはいえ、前日の夜はやっぱりほとんど眠れませんでした。

 

神様やご先祖さまに、どうか見守っていてくださいとお祈りをして、重い足取りを何とか前へ進めました。

 

到着して、名前を呼ばれるまでの間はハラハラして心そこにあらずでした。

 

「早く落ち着きたい…早く静脈にヤクを打ってくれ…」

 

麻薬中毒者のようなことを考えていました。

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「あいのんさんどうぞ~」

 

いよいよです。

 

歯科衛生士さんたち総出で、準備してくれていました。

 

クッションを貸してくれたり、ブランケットをかけてくれたり、大丈夫ですよ~と声をかけてもらったりしていました。

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普段の治療で、そんなことをしている患者さんはいないので

 

「うわぁ、手術感ある…」

 

と思っている間に、血圧を測る機械が手際よく腕と指に取り付けられていきます。

 

健康診断の採血の前でさえ、血圧が爆上がりするので恐らくものすごく高かったことでしょう。

 

酸素マスクに笑気吸入鎮静法のガスが入ったものを取り付け、深呼吸してくださいね~と言われました。

 

笑気吸入鎮静法も恐怖心、不安感を抑制する効果があります。

 

少し気分は落ち着いたものの、緊張のあまり深呼吸がうまくできませんでした。

 

吸っても吸っても、苦しい感じがしました。

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右手に静脈内鎮静の麻酔を施そうとしてくれているのですが、これが少し難航。

 

血管を出すべく腕をしばられるのですが、手が痺れて感覚が無くなってくるのを感じました。

 

何度か肘に針を刺されている感覚があります。

 

「うーん、左はどうかな~」

 

「左のほうが、まだハリがある感じがしますね」

 

「よし、そっちで試してみよう」

 

という会話が聞こえて不安になって

 

「あの、麻酔かかりにくいんですか」

 

と聞くと

 

「血管がちょっと細いみたいで…」

 

と言われました。

 

麻酔がちゃんとかからないまま、抜歯を決行されたらどうしよう。

 

それか「静脈内鎮静法はあなたには無理なのでうちでは出来ません」と言われたらどうしようと、頭をよぎりました。

 

しかし、左の肘の方では上手くいきました。胸がザワッとしたのを最後に、意識がフワフワしてきました。

 

そして終わりましたよ、と言われハッと意識がハッキリしてきました。

 

ああ。終わったのだ、と思いました。

 

私の感覚では、先生と衛生士さんの会話が聞こえていたのでうっすらとした意識がずっとあったような感覚でした。

 

ですが、先生曰く「たまに寝息が聞こえてきていたので、意識があったりなかったりしていたのだと思いますよ」と。さらに

 

静脈内鎮静法の麻酔が大変だったので、今回3本とも抜いておきました」

 

とまさかの発言!!

 

3本一気抜き…全然わかりませんでした。まだあともう1回、もしくは2回抜歯があると思っていたので先生の計らいが嬉しかったです。

 

「本当にもう、終わったんだ」という実感が沸々と湧いてきました。

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本当に恐怖も痛みもなく、何をされているかとかは全然わかりませんでした。

 

もちろん、あの歯茎にぶっ刺す痛い麻酔注射もいつされたのか全然分かりませんでしたよ。

 

終わってからは、少しフワフワしつつも普通に歩いて会計を済ませ、念のため弟に車で迎えに来てもらって帰りました。

 

静脈内鎮静法をしての感想

本当に素晴らしいな、と思いました。

 

経験者が「魔法みたい」と書かれていましたが、まさに魔法でした。

 

歯医者に行くことすら怖くて10年間ほったらかしてた私ですが、勇気を出してよかったと思います。

 

痛くもなく怖くもないなら、こんなに良いことはありません。

 

寝ている間に終わったらどんなに良いだろう、と思っていた昔の自分に教えてあげたいです。

 

最悪の場合、静脈内鎮静法があると思えるからこそ、歯医者に対する恐怖心も和らいだように思います。

 

歯医者さん嫌いで怖くて行けない方には、本当にオススメですよ。

 

昔は、大学病院などの大きい施設でしか出来なかったようですが、今は町医者でも出来る所が増えているようです。

 

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静脈内鎮静法の値段や、抜歯3本(上1、下2)にかかった時間

当初は2本だけ抜く予定でしたので、その場合1本目が7千円、追加での1本が

3千円で1万円ほど、とのことでした。

 

結果、3本一気抜きになったのでお会計は3本で1万4240円(保険適用)でした。

 

時間は、抜歯の時間が1時間半ほどでした。顎の骨に埋まっていた下の歯に少し時間がかかったそうです。

 

お会計等も入れてトータルで約2時間ほど。

 

 

抜歯後の経過編もまた次回、書こうと思います。

 

 それではごきげんよう

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歯医者さんに怖くて行けない人のための無痛治療の本