愛する「千と千尋の神隠し」について語る。都市伝説は存在するのか?
こんにちは!あいのんです。
千と千尋の神隠し。今日は大好きな、この作品を語ります。
まず初めに言えることは、一度も観たことがない人は人生で損をしていると断言できます。
私のオタク人生のきっかけとなった作品は、千と千尋の神隠しだと言っても過言ではありません。
当時、親に連れて行ってもらって映画館で見た時の衝撃は今でもしっかり覚えています。
千尋にも近い年齢だったこともあり、感情移入というかそれを超えて、自分が千尋になったかのような気持ちで、泣いたり笑ったりと必死で観ていました。
宮崎駿さんが「千と千尋の神隠しは、知り合いの女の子に向けて作った物語だ」とおっしゃっていたので、少女だった私が どハマりしたのも納得でした。
おかっぱ男子に憧れた少女時代
千と千尋の神隠しといえば、千尋よりもハク様を思い浮かべるほど、ハク様には特別な想いを今でも持っています。
同じような髪型の、ヒカルの碁の塔矢アキラも好きになったりとかね。
別のクラスにいた、目がキリッとしたシャープな顔した女の子がおかっぱ頭をしていて、「あの子ハク様にちょっと似てる!」と陰ながらファンになってしまったことも。
この頃から、自分の性癖が出来上がっていった気がしますね。
今でもロン毛男子大好きですから〜
世界観が最高
和洋折衷の湯屋、雨が降ると海が出来てそこを走る電車があって…
神様たちが飲食する、夜しか営業していない飲食店街があって…
本当にどこかにありそうな世界観、鮮やかで、儚くて、奥行きがある。
異世界が出てくる作品が好きなのも、千と千尋の神隠しの影響が大きいと思っています。
都市伝説になっている、千尋の「その後」は存在するのか
千と千尋の神隠しには 千尋が新しい家に帰った後、家の近くで小さな川を見てハッとなるシーンがあったという都市伝説がありました。
一時期、ネットの掲示板などで話題になっていて「確かに見たことがある」と証言する人が沢山いたことで、都市伝説がちょっと信憑性のあるものになっていました。
しかし色々調べた結果、私はそんなシーンは無いと思っています。
そんなシーンがあるとして、なぜ最後の最後のそのシーンだけカットするのでしょうか。
千と千尋の神隠しは、宮崎駿さんが入れたかったシーンがもっとあったけれど、映画の時間上、沢山カットしなければならず 諦めたシーンも多いといいます。
吟味して厳選され残されたシーンの、しかも最後を、上映中あるいは上映が始まってからカットするという事はほぼ無いでしょう。
何か問題があってそのシーンが無くなったんだとしたら、当時それも話題になっていたはずだと思います。
私はこういった都市伝説が出来るのは、社会現象になるほどのヒット作だったからだと思います。
公開から20年近く経った今でも歴代興行収益が未だに破られずトップに君臨し続ける大ヒット作だからこそ観た人が多く、記憶が曖昧になった人が多いから、というのが理由ではないでしょうか。
「そういえばそんなシーン観たかもしれない」が時間と共に「観た気がする」「観たはず」「観たに違いない」に変化した。
人間の記憶というのは曖昧なので誰かが言い出したら、信じてしまうのでしょう。
でも、もしも 本当にそんなシーンが存在したんだとしたら、めっちゃ観たいです!
観たと思い込んでいる有志の方々が、自分の記憶を元に映像化してくれたらいいなと思っています。
大好きなシーンベスト3
3位:橋で息を止めるシーン
このシーンを見るときは、千尋と一緒に息を止めています。
ハク様がカエルを止めるのに魔法使って、ビューンッと飛ぶところもかっこいい!
2位:海を眺めながら、リンさんとおまんじゅうを食べるシーン
月が海に反射して、遠くのほうには街の灯りが浮かんでる。
リンさん「いつかあの街に行くんだ。こんな所絶対に辞めてやる」
このシーンで流れるBGMもまた、切ない…美しい…
1位:銭婆の家に迎えに来たハク様と空を飛ぶシーン
本当に風を感じます。あれ?4Dかな?って勘違いするぐらいに。
会いたかったハク様と再会し、千尋の記憶が戻っていく。
二人はぼろぼろと大粒の涙を流しながら、ハク様の名前のこと、昔会ったことがある記憶を思い出す。
私も一緒に泣いてしまいます。涙なしには見られません…
番外編
ラストのまとめ方が素晴らしい
めでたしめでたし~!!で終わるのではなく、名残惜しそうに残ったハク様の手が映る場面が何とも切ないです。
大変な思いもしたけど成長し、大切に思える仲間たちにも出会った。
「振り向いてはいけない」と言われた千尋は、ぐっと我慢して堪える。
銭婆の家で皆で作った髪飾りがキラリ、と光るあの一連の流れで千尋が成長したことと、あの世界のことは記憶から消えても千尋の心にはずっと残り続けるんだろうな、ということが想像できます。
千と千尋の神隠し好きな人にオススメな、異世界に迷い込めるお話
・霧のむこうのふしぎな町( 柏葉幸子)
千と千尋の神隠しの着想の元になった本です。
宮﨑駿さんは、この作品を映画化しようとしたものの断念し、この本の世界観を反映する形で「千と千尋の神隠し」を製作したそうです。
私も読みましたが児童文学なので読みやすく、心が温かくなるお話でしたよ。
・滅びの園(恒川光太郎)
主人公は、ある日突然メルヘンチックな異世界に入ってしまい、そこで暮らすことになります。
ほのぼのした世界観の、その異世界でどうやって生きていくのか。
それとは うって変わって地球は危機的状況にあり…というハラハラドキドキ感もあり、ページをめくる手が止まらなくなるので注意が必要な本です。
異世界に迷いこんでしまって、戸惑いながらも生活する様が面白かったです。
千と千尋の神隠しが好きな人であれば、どちらも楽しめると思いますよ。
さいごに
千尋と同じぐらいの少女の時にこの作品に出会えてよかったと思っています。
今でもこの作品に対する想いは人一倍。
劇場公開から20年近く経った今でも愛され続ける作品で、金曜ロードショーでもまた放映されるようなので、ぜひ観ましょう♪
それではごきげんよう~
さんけい みにちゅあーとキット スタジオジブリシリーズ 千と千尋の神隠し 油屋 1/150スケール ペーパークラフト MK07-10